ゆめのおはなし(非現実)

夢日記(2020年6月10日)

1.オトコ

オトコは長身で無駄な脂肪がない。
端正だけど無個性な顔立ちをしている。
ふわっとした髪質と肌感、漂う雰囲気からは最低限の清潔さが感じられた。

わたしは初めて会ったこのオトコと「仕事」のやり取りをしていた。

話しながらわたしたちは仕事の準備を整えていく。
会話は終始スムーズに進んだ。
オトコは時々、機知に富んだ冗談を挟む。
経験によるものなのか要領がいいのかわからないが、その手慣れた仕事っぷりをみていると安心することができた。
…このオトコはわたしを一度も苛立たせない。

個性やカリスマを感じさせるようなオーラはなかったが
平均以上のルックスと平均以上の事務処理能力とコミュニケーション能力があった。
そしてオトコには目立った欠点が見当たらなかった。

中年女性が騒ぐテレビタレントの****に似ていないでもない気がした。

平均的な女性が「イイ男」だ、等と形容しそうだと思った。
平均以上のイイオトコなのだろう。

2.遅れてきたもう一人の男

先ほど、その日行うべき仕事が全て完了した。
明日が来るまでわたしたちはここで待機することになる。

何か美味しいパンだとかケーキだとかを食べよう、とオトコは言った。
明日が来るまでわたしたちには時間がある。

ガチャリ・・・
突然、部屋のドアが開いた。

中肉のやや低めの背丈の男が汗をかきながら部屋に入ってきた。
彼はゆるんだ表情を浮かべながら遅れたことを詫びた。

「え?あれ?もう準備終わっちゃった?ゴメンね、ハハッ」

今日やるべき仕事が全て終わったことを知った彼は
「じゃあ、今から自由な時間なんだね」とかなんとか言いながら少しフラフラと歩いた後に上着を放り投げソファにドカっと腰かけた。

襟もとに手をやりネクタイを緩めると、粗雑な所作でカバンからスマートフォンを取り出し、大きめの声で話し始めた。

私的な電話だった。
男は汗も拭かずに話し続けていた。

この男はあのオトコとは違って終始表情がやわらかい。
電話相手のご機嫌を取っているのか、男のファニーフェイスはさらに緩み、ますますファニーな顔つきになった。

3.オンナ?

それから5分と経たないうちにインターホンが鳴った。
男が呼んだらしい、男は小走りでドアの方へ来客を迎えに行った。

太ったオンナのヒトがドアの前に立っていた。
一つに束ねられた黒くて長い髪と大きく開いた胸元、そして重量感ある身体が印象的だった。

男の3~4倍はありそうな身体を揺らしながら
オンナは会釈さえせず不愛想な表情のまま、わたしとオトコの前を横切って部屋の奥へ進んだ。

男はヘラヘラ笑っていた。
この男とオンナは顔見知りなのだろうか?
「何か飲む?」
男はオンナに向かって機嫌を取るように必死に話しかけていたが、オンナは少しも表情を変えなかった。
巨体からは想像がつかないぐらいオンナは機敏に服を脱いでいった。

……

眼前に広がる光景は異様なものだったが、男もオンナもこちらを気遣う様子がまるでないので、わたしもなるべく気にしないことにした。

実際、どうでもよかった。
両性共に、”興味”の範囲外だったせいだろうか?
太ったオンナと中肉中背の男の行為は、わたしに何も訴えかけなかった。
オレンジ色の薄暗い照明と安っぽい部屋の内装の陰に、彼らの愚行が上手く隠されてしまったのかもしれない。

……

役目を終えたオンナは、大きな身体を揺らしながらテキパキ服を着た。
顔も身体も弛緩した男は、脱力状態のまま、服を着るでもなく満足気な表情を浮かべていた。

……

おかしな光景をみせつけられていたせいか、オトコとの間に妙な連帯感のようなものが生まれた気がした。
壁についたオトコの長い手を見上げた。
袖元にみえる濃紺のスーツと白いシャツのコントラストが清潔で上品にみえた。

「そういえば…」

オトコは急に何かを思い出したようだった、そして

「*******************」

と、続けた。

……ハッとさせられた。
それはわたしの心にグサりと刺さる言葉だった。
封印したはずの思いが突如白昼下にさらされた気がした。

<ちょっ…と待った… わたしは元彼のほうがいい!こんなことなら元彼のほうがいい!!>

夢の中で、目が覚めた。

4.リアリティと非リアリティ

そして現実に‥現実でも目が覚めた。

薄緑色と黄緑色の葉っぱが窓ガラスの外側にみえる。
やわらかな日差しがふさふさ揺れる木々に新しい色を加える。

夢の中でオトコの言葉をきいてその2~3分後には目覚め、それから数分後には見た夢についてみんなに配信で話していた、
そして今、白色と緑色を基調としている清潔感のある珈琲店にてこれを書いている。

よく行く珈琲店。

なんて歌っているのかわからない洋楽や計算された打ちっぱなしのコンクリートが気持ちを落ち着かせてくれる。

今からリアリティのある時間が始まる。

はじまり はじまり。

…ふ……

 

( ; ›ω‹ )

 

 

◆ゆめ分析◆

上記は2020年6月10日にみた夢です。

いや、もう、ホント何なのでしょう……この夢。

ただただ下品な夢…のように思われそうですが
わたしは、こう考えて…みることに…し…ます。(無理やり?w)

元彼は、「非現実・理想」の象徴。
オトコ、男、オンナは「現実」の象徴。
(※ 社会のどこかに、多分どこにでもあるという意味での”現実”の象徴)

安易な快楽や欲望が恥ずかしげもなく語られる「現実」世界にうんざりしつつも
悪くないオトコのヒトも案外いいかもしれない、(現実との調整?)
などと思うや否や・・・

「**********」
オトコのヒトの「現実的」な台詞で目を覚まさせられ(冷まされ?)
結局、いろんな意味でドリーマーな『自分』に戻る(戻らざるを得なくなってしまった?)。

そんな夢だった…

…と、整理したいと思います。

「**********」の部分は、覚えているけどその内容は秘密です

ちなみに、元彼が非現実・理想の象徴、なんて言っても、
元彼は現実に存在したそれこそ…実在の人なので本来「非現実」であることはありえません。
(単に元彼の人格の一部がどこか突出して非現実的なものだった‥ということです。)

「夢」の人たちこそ夢ゆえに簡単に非現実になりうるのに
実在の人物よりも夢の人物たちの方が現実的ってなんだか皮肉っぽくて面白いな‥って思いました‥。

まあ、さらに考えを進めると
「夢」よりも「過去」の方がより非現実寄りである(救いようがない)、という怖ろしい皮肉と現実を突きつけられている‥気がしないでもないかも、なんて今思った‥りも。

(;・∀・)アハハ

 

゚・。 。・゚・(ノД`)・゚・。

 

 

クイズ1

この物語の登場人物は何人でしょう?

クイズ2

オトコは”「**********」”の部分で何と言ったでしょう?

クイズ3

オンナはなぜ太ったオンナというキャラ付けだったのでしょうか?
※若いデラックスマツコみたいなビジュアルでしたw

 

解答はこちら