ゆめのおはなし(最強の魔獣)

1. 安住

お金もそこそこ
村の人たちはとても親切

毎日 顔見知りの仲間たちと安い酒を飲み適当なものを食べる。

今は誰も僕を批難しない
(批難できない)
村人たちに出来ることは「次の討伐」を急かすことだけ。

毎日の雑務が時間の流れを忘れさせる
時々死んだように一日中眠り続ける
人間の身体には限界がある、あの時 命がけで戦ったのだから休みが必要
僕の認識ではあれから暇していたことなんて一度もない。

村には時折 新しい先生がきて僕にいろんなことを教えてくれる
いろんな知識が繋がって星座のような絵がいくつか頭の中で完成する。

だけどまだまだダメ まだまだ修行が必要
左手に握った剣はまだちっとも使い物にならない。
加えて肝心の右手用の長剣はもう何年も使っていない。

……今夜も団扇(うちわ)を片手に
気の置けない仲間たちと無駄話をしながら安い飯を食べ 散歩へ出た。

2. 紅葉神社

石畳と紅葉がやたら壮大な雰囲気を作っている
石段を上がると村を一望することができる
今 僕は伝統と文明の両方をほどよく享受している。
このような完璧な世界を見ることができるなんて
子どもの頃には想像することさえ出来なかった。
美しい景色の中に納まると自己肯定的になれる。

良質な生地で作られた和服の袖が風にふかれてかすかに腕にあたる
優しい風は仲間の髪をもふわりっとなびかせた。
下駄の音と仲間の笑い声が夜の神社に響いて穏やかな心地良さを味わせてくれる。

…と、同時に暖色の美しい葉々のその奥で真っ黒な空がこちらをじっと覗き見ているような気がした。
少し強めの風が吹き、木々がざわめく、
くるぶしのあたりにほんのり冷たい風があたった。

季節が過ぎていく
もうすぐ冬が来る。

3.銀世界

葉々の擦れ合う音をきいたとき 冬景色が頭に浮かんだ。
それは懐かしい記憶だった。
ほんの1年前の記憶なのに、ずいぶん昔のもののように思える。
熱量を持たない白銀の世界
道が続いているのかさえわからない
マイナス44度の世界では死体が腐るようなこともない
陽が差し込まない森の中で複数の狼(モンスター)の視線を感じながら
最強の魔獣が住む森へ入っていった僕は……。

 

――― 様子をうかがうような面持ちで年長の仲間が言った。
「少し肩慣らしをしようか」

我に返った僕は頷き、仲間と共に神社の奥にある訓練所の中へ入った。
狼型のモンスターや人型のゾンビを3時間ほど斬り続けていた。
……1年ぶりに魔獣を斬った。
久しぶりのトレーニングは身体にこたえる
だけど肉体的な疲れよりも心の痛みで心臓が高鳴っていたような気がする。

またあの旅が始まる?

4.挑戦

「次の討伐」は僕の夢であり希望でもある
他方 最も考えたくないことでもあった。
我を忘れるような挑戦には足がすくんでしまう。
”何を目指しているのかよくわかりません、だけど大志を抱いています”
それぐらいふんわりとした目標だか希望だかを抱いている時が一番楽なのだと思う。

それに認めたくはないけれどあの戦いの末に、失ってしまったものがいくつかあった。
得たものと失ったものを引き算して残った数字を確認し、自分に言い聞かせるようにそれを(過大)評価して自分を慰め続けている、未だに。

―― 前回の旅から戻ってきて約1年が過ぎた。
倒しそびれた最強の魔獣が潜んでいる山に目をやってみる。

別にあの魔獣を倒しに行かなくたっていい。

だけど、あの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていいわけじゃない。

だけど、あの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていいわけじゃない。

だけど、あの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていいわけじゃない。

かつてのあの辛くて苦しかった時間から抜け出して
今、これだけ心穏やかに生活できているのはなぜだろう?

前回の討伐で魔獣を倒しに行ったからでは?

だから、そろそろあの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていけない。

だから、そろそろあの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていけない。

だから、そろそろあの魔獣に匹敵するぐらいの強敵を倒しに行かなくていけない。

もしあの魔獣クラスの敵を叩きに行く気概がなければ
遠くない未来、今の生活さえ全て失ってしまうだろう。

僕は名もなき流武士であって特権階級(貴族・王族・皇族)ではない。
今、僕が村人たちから責められることもなく毎日のうのうと仲間たちと楽しく生活していられるのは、あの魔獣をやっつけにいく過程でたまたま二番手の魔獣をやっつけたことが評価されたからに他ならない。
次の旅支度を始めない僕に対して村人たちが痺れを切らすのは時間の問題。

そうは言っても本当に魔獣クラスの敵をやっつけにいく覚悟が僕にあるのだろうか?
流武士の僕に出来ることなんて もはやそういったことしかないし、
強ければ強いほど 興奮しないでもないのではないだろうか?いや‥どうだろう?
ここ最近 心が躍らないのはそれをやろうとしていないからではないだろうか?いや‥ホントどうなんだろう???

僕の気持ちの変化を察してか年齢の近い仲間がうっすら微笑んでから準備運動を始めた。彼らが準備運動がてら勝手気ままに魔法を使ったせいで目の前にたくさんの虹ができていた。

――― そろそろ「次の討伐」へ出発するときが来た(かもっ…) ―――

黒色の夜空と赤・黄色の紅葉に無数の虹がかかる
年少の子どもたちのかわいい笑い声がやさしく響く中
パラパラと優しい雪が舞い降りてきた。

 

「ユ‥ユキムラ・・・!」

幻想的な風景の中 1人の少年の姿がぼんやりと浮かび上がった。

つづかない(たぶん)

 

 

 

……5月18日

5月・6月の仕事や勉強の予定を考えながら眠りについた結果…このような夢をみました。

 

ヒトに言ったら笑われるような大きな目標を追いかけた2018/2019年。
どこかたるんでいる今。もしかしたらどこか逃げ腰になっているかもしれない今。

これはヤバイナって思えるぐらい「すごい敵」(魔獣=目標)をやっつけよう(達成しよう)!
っていう気持ちを失っていませんか?

…って夢に言われたような気がしました。

Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

 

それにしても 現実も夢も…すごい『中二』っていうかなんていうか…。

ちなみに夢はアニメ絵で構成されていて
背景等は滅茶苦茶綺麗でした。🌎🌈🌲

キャラクターについては

主人公(僕)は、銀魂の主人公とゲットバッカーズの主人公を混ぜたようなちょっと怪しい容姿。
年長の仲間は、中性的な薄い顔立ちの美人。(性別不明・ロン毛)
ユキムラは、宗次郎(るろうに剣心)みたいな風貌。

でした。

なんだこれ…あおしさまはどこにいるんだ。。(いなかった・・)w

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